【世紀末に東西でレクイエム】 |
モツレク帯広演奏会に先立ち、10月14日幕別百年記念ホールで『まくべつ混声合唱団』の15周年記念公演があり、フォーレのレクイエムを全曲演奏する。 『まくべつ混声』では団員50名のほかに地域から参加希望者を募り、4月中旬から毎週木曜日午後7時から9時まで、札内福祉センターで練習をしている。 西のモツレク、東のフォーレ、どちらも成功させ、20世紀の十勝を鎮めたい。 |
【モツレクの黒子は?】 |
実施要綱が未確定のまま、昨年秋、十勝アマデウス合唱団は見切り発車したが、その後の環境整備に奔走しているモツレク実行委員会役員の努力に感謝しよう。 団員の目につかない所で合唱以外の膨大な仕事が、急ピッチで進められている。 中でも総務部会の膨大な仕事を、てきぱきと判断し処理する濱田部会長の努力と手腕に頭が下がる。モツレク公演の仕掛け人、そして価値ある黒子である。 |
【合唱は自然の恵み】 |
最近、『自然界と音楽のかかわり合い』が解明されつつある。 牛舎に音楽を流すと乳量が増えたり、温室では植物が音楽に反応すると云う。そもそも楽器のルーツは、それぞれの地方に自生する木や竹や動物の皮などから作られた自然の恵みであり、人はそれを音楽として再び自然に還す義務があると思う。 自然の贈り物に人の声を添えた合唱で、動物や草木をも喜ばせたいものである。 |
【熱意、1万キロ】 |
団員名簿をみると、最遠距離参加は広尾町の佐藤哲雄・アイさんご夫妻で、練習にも熱心に通われている。片道およそ80キロ、1時間半として計算すると、本番迄に車の走行は1万キロは軽くオーバー、100時間を要するだろう。 この努力に心から敬意を表すると共に、私達ひとり一人がその熱意に応える義務を自覚しよう。 団員のモットーは《練習に、参加なくして、成功なし…》である。 |
【モツレクは基礎体力から】 |
合同練習でソプラノの後ろの人が立っている。椅子が足りないのか?と、余っている椅子を持っていったが、「ありがとう‥」と云ったきり座らない。 「いつも立って練習しているんですか?」と尋ねると「モツレクは1時間立ちっぱなしよ、きちんと立ち続ける訓練をしてるんです‥」ハイ、大変失礼しました。 本番は観客の耳と目と心を満足させはじめて成功。私も立とうかな?無理かな? |
【来世紀への道】 |
私達『十勝アマデウス合唱団』には、管内14市町村から参加、更に本番には札幌、函館、釧路などからも援軍が加わると云う。 「文化は井戸の中の蛙であってはならない‥」と広域文化の推進が叫ばれている現在、モツレク帯広演奏会は、まさに、明日からの文化の在り方を示し得る、誠に意義深いものになるだろう。 そして、今世紀を鎮めつつ、来世紀に通ずる新しい道になるに違いない。 |
【満席を目指そう】 |
1年ほど前、熱心な有志が蒔いた一粒種が、多くの組織や団体の支援で大きく根を張り、広範囲から集結した団員によるモツレクが完成しようとしている。 見切り発車した『十勝アマデウス号』のタイミングは絶妙であったし、熱意溢るる実行委員のフォローも当を得ている。あとは財源確保のため全団員の力で協賛者をつのり、同時に割り当てチケット完売を目指すのみである。「ガンバろうね‥」 |
【散歩でボケ防止】 |
《さんぽみち》の余白を埋める記事を頼まれ、匿名と云う条件で受けたが、まんまとはまってしまった。薮木編集長から「今年だけですからたのみます‥」しかし、今では苦手のワープロも打てるようになり、文章を書く努力がボケ防止になる事も判ってきた。主治医濱田先生の指示箋にも《練習には必ず参加する事》とある。 最近の裏通り記事は堅くてごめんなさい。「裏ネタがあれば、お寄せ下さい」 |
【血圧降下剤・モツレク】 |
初めてフーガを練習した時、私は最前列で下を向きっぱなし、譜面を目で追うことすら出来なかった。うっかり頭を上げると作間先生のやさしい?視線が待っているだろう。隣の同僚が小声で「まいったな〜頭が上がらないって、この事だね‥」 ハゲ頭の上を「皆さん、私の指揮をよ〜く見て‥」「ダメッ、もっかい‥」 でも今では練習で血圧も下がり、モツレクと云う宝物を得た喜びを感じている。 |
【主催者‥文化団体協議会とは?】 |
十勝管内には二千を超す文化サークルがあり、市町村毎に文化協会や文化連盟(帯広市は市民芸術劇場)を組織、その全十勝連合体が《十勝文化団体協議会》である。 毎年部門毎に《十勝管内郷土芸術祭》、上部組織の《北海道文化団体協議会》では《道民芸術祭》を開催しているが、《モツ・レク帯広演奏会》は、十勝文化団体協議会が主催する広域文化推進を目指した特別事業と位置づけされている。 |
【ピアノさん、ありがとう】 |
北栄小学校のピアノはまれに見る骨董品、椅子に貼ったガムテープが痛々しい。 中年の団員「俺より年上だろうなあ‥」調律不可能なのか時々面白い音を出す。 どんな運命を辿ってきたのだろう。きっと多くの生徒を育てたに違いない。 今日もまた老骨に鞭打って《十勝アマデウス合唱団》のために尽くす姿は尊い。 団員よ、練習に励み、本番を成功させ、ピアノの労をもねぎらおうではないか。 |
【竈(かまど)さんのお骨折り】 |
《沈黙は金‥》とは無駄口が無く、いつも優しい合唱界のドン、竈さんの事であろう。責任感が強く、モツレクの金に関する全てを受け持つ大蔵大臣である。 竈さんに任せておけば、《かまどを返す事は無いだろう‥》と云うわけ。 竈さんいわく「肩の荷が重くて、骨が折れちゃいました‥。」実は、モツレク 実行委員会の財務部長に任命された直後、本当に鎖骨を折られたときく。 |
【合唱団の、父さん、母さん】 |
合唱仲間に《父さん‥母さん》と呼ばれる人がいる。帯広に合唱団が出来た頃、団員結婚されたとか?、十勝支庁の東隣で《八味奄》経営されていたが、この度、芽室市街に移転、同じ店名で開業された。又きっと団員のたまり場になるだろう。 《味呑の父さん‥味呑の母さん》呼び名は体を表し、誰もが親しみを感ずる人。 正に《稔るほど頭を下げる稲穂かな‥》、私もそう呼ばれる人になりたい。 |
【マドンナの名は?】 |
団員は合唱好きと云う共通点以外、知らない方がいい。平等でなければ心のハーモニーは生まれないからだ。《花には水を‥、唇には歌を‥》それだけでいい。 しかし、歌唱力は平等ではない。練習開始の頃、ソプラノの後ろの方から素晴らしい声が流れて来る。練習のあと近付いて見たが、その時、名札は無かった。 最近は、その声を聞くのが楽しみになっている。彼女は絶対に、ただ者でない。 |
【頑張れ・三大テノール】 |
まくべつ混声から真面目に参加されている70才?に近いテノール3人。 音更の《土の歌》で知りあい、和気あいあいで仲良く合唱を楽しんでおられる。 《三大テノール》と云われる理由を尋ねると、「三人合わせて一人分の力と云ったのが、どこかで伝達エラーを起こしたらしく、三大テノールとなった」との事。 練習は何処へ行くのも三人一緒、亀村さん、小関さん、勝山さん、 頑張れ3K。 |
【団員交流会は大盛況、とても楽しいディナーショー】 |
アマデウス軍団は、十勝管内合唱団のまたとない交流の場。 7月8日の交流会は団員40名とゲストの松ア千枝子先生をお迎えし、《すだや》さん大奮発の料理と多彩なプログラムで会場を感嘆と笑いで盛り上げた。 参加者からは、早くも「次はいつやるんですか?」と問い合わせがあるほどで、仕掛け人一同も大満足でした。 日頃の努力で見事《最低の男?》に認定された幕別の菊地さん大喜び?の一幕。 |