【団長さんの、お・ひ・げ】
  
  最初に見た時‥‥忙しくて髭をそる暇が無かったのだろうと思った。
  二回目の時‥‥‥何か心境の変化があったのだろうと思った。
  三回目の時‥‥‥おや?誰かに似てきましたね。さ〜て誰でしょう?

 やまなみ合唱団の演奏会はいつも趣向を凝らし、団員のステージ衣装も観賞する者の目を楽しませてくれるが、村越団長さんは自分に一番似合う姿として、胸に十字架をされた事がありましたね。そうです、村越団長さんは『十勝アマデウス合唱団』の総責任者として、自らが荘厳なミサ曲『モーツァルト・レクイエム』を奏でるのにふさわしい、聖堂に掲げられるイエズス・キリストに似てこられたのです。 
  村越団長に、髭あるかぎり『モツ・レク帯広演奏会』は成功に間違いなし。   
             


 【ほめられた悲しいベース】    
 
 3月7日、めったに誉めない作間先生が「おや?今日のベースはいいネ‥」。
その帰り、同僚のベースに「よかったネ‥」と云ったら、彼いわく「俺、どうしてもあそこを間違えるので歌わなかったら、誉められちゃった‥。」 合 掌    
  



  【余裕・くしゃくしゃ】

  年のせいか目がちらつき、フーガのところがうまく行かない。
「楽譜を見ても目が追いつかないからダメ‥」と云われているので、適当に歌っていたら、隣の同僚からひじでつつかれた。シマッタ脱線かと思ったら「あの‥今どの辺歌ってるんですか‥?」
  私は優越感に浸りながら「わか〜んない‥」

  




【不思議な音楽室】   
  
 つつじが丘小学校『モツ・レク練習会場』の入口は、とてもへそ曲がりで、開けようとすれば締まり、閉めると開くようになる不思議なドアがついている。

 きっとドアに魂が宿っていて、まじめに来る人は簡単に入れるが、そうでない人はなかなか通さないようにしているのだ。 さて、今日は何人引っかかるだろう。
私達は全員参加で心のハーモニーを奏で、ドアの魂をも鎮めたいものだ…。
   
       


【火曜はウーマン・ダッシュ】  
   
  国道西16条の信号待ちで、おや?、隣に止まった車からモツレクのキリエが… 大出力コンポらしく、窓を閉めているのにガンガン聞こえてくる。
その車、青信号直前に猛烈ダッシュ、前車をごぼう抜き、視界から消えた。練習場に着いてみると、入口の真ん前にその車が鎮座しているではないか。

  会場にはアルトのおばさんが一人、しおらしく「今晩わ〜」。 名前は内緒ね
  



【おかしな団員】  
    
   2月中ごろ、団費を全額納めて一度も練習に来てない団員から電話、「仕事が忙しいので、モツ・レクの練習どうしたらいい…」と相談を受けた。
来客中だったので長電話ができず「困ることないよ、団費を納めたんだから練習に行けばいいんだよ…。」彼いわく「な〜んだ、そうなんだ…。」
それ以来、彼は休んだことがない。 へんな説得、 それ以上におかしな団員。

 



  【主よ、テナーにあわれみを!】    
 
 パートのボスKさん‥‥‥‥鎖骨を折っちゃってねェ。  
 もう一人のKさん‥‥‥‥‥あばら骨にひびはいっちゃってねェ。
  久しぶりに現れたSさん‥‥俺はアキレス腱切っちゃったよ。
 
 植地さんの体操に、三人そろって「イテテテテ〜」同僚いわく「素晴らしいチームワークだね‥」作間先生も「いいよ、テナーは大丈夫、バッチリよ‥」
 
         


 【変な、うれしい感じ】  
  
  ミレニアムの巷に、モツ・レク帯広演奏会はだいぶ浸透?している。
「あしたの晩ひまですか‥?」と電話が来た。「明日はモツレク歌うからダメです。」だが、次の言葉が気にいった「モツレク明日ですかぁ〜それではチケットはもう手に入りませんね‥」「ハイ、まだ発売してませんから‥」「?????」
チケットは早めに発売、団員全員の協力で、大ホールを絶対満席にしよう。
 


【三面記者とは、だれ?】
   
  うれしいことに『モツレクさんぽみち』の愛読者が増えてきた。
皆さんは、どうやら裏通りの散歩がお好きなようですネ。でも、誠につまらな〜い事を記事にするのはとっても大変なんですよ。次号から少し真面目に書きます。 団員さんから「三面記者って誰だろう…?」と聞かれますが「私は、残念ながらその記者に、まだ一度も会った事がありません…。」 本号から覆面記者と改名

 




【一人で混声合唱?】
    
 柔軟体操していたベースの○○さん。おしもから可愛い音を出してしまった。 こちらを見てニッコリ「失礼!」。彼いわく「声は頭から出せとか、腹から出せと云うけど、まだ良くわかんないね、俺は尻からなら出せるんだがなぁ‥」「そうすると今の音は声って云うわけ?」「そう、俺のはいつも音程が高いのでソプラノってとこかな?」 一人で混声合唱が出来るなんて、なんと羨やましい。
                               
 

  【アマデウス号で心の交流を】   
 
  『超豪華客船十勝アマデウス号』は、おひげの船長さんニコニコ顔の順風滿帆。
私達のこの1年の船旅は、合唱をこよなく愛する者の楽しく貴重な交流の場であり、航海の終わりには、全員で心を一つにした感動のハーモニーを奏でよう。
 その集大成は、世紀末の十勝に、感動の『モツ・レク』を轟かせる事である。
 行く手には氷山もあろうが、決して第2の『タイタニック』にしてはならない。

  


 【合唱団はスポーツ団体?】

  「モツレクさんぽみち」の薮木編集長は、声楽家にレッスンを受けているが、発声に必要な体力づくりを目指し、合唱の前に利別の職場から帯広総合体育館に直行、一番重たい100KGバーベルのベンチプレスで汗を流している。「夕食はいつ食べるの‥」と尋ねると「お昼に夕食も食べておきます‥」と、おかしな返事。   皆さん、私達合唱団はやがてスポーツ団体に変身するかも知れませんね‥?

  






【人は三度変身する】
 
 一度目は結婚、家庭を持ちカミサンに主導権を握られる。二度目は還暦、子供や仕事から開放、大方の男性は粗大ゴミ《爺ちゃん元気で、留守がいい‥》となる。 私も火曜の晩は気分爽快「今日はモツ・レクだよ‥」家内がニッコリ「行ってらっしゃ〜い‥?」やまなみ村越団長さんのトレード《幸わせ一杯‥》のルーツもこの辺にあるのだろうか? 最後の変身は合唱仲間の葬送曲で土に還る時である。

 


【ネームプレートが怖い】

 発声練習で植地さんがピアノを弾くと、作間先生は違反者取り締まりのパトロール。これが何ともいやな瞬間で、目の前を無事に通過するとホットする。
《ネームは毎回必ず着けて下さい》、「歌える人は後ろ、歌えない人は前に座って…」おまけにマイクがワイヤレスなもんだから、すぐそばまで来られてしまう。「だめ!もっと声を出してっ、もっかい‥」ああ、後ろに座れるのはいつの日か? 
 


【モツレクは体力で勝負】
 
  薮木団員の体育館通いは前号に載せたが、ベースの菊地さんはこれまたすごい。 パート練習の時、自宅の札内から北栄小学校まで約10キロを寒中の2月から自転車で通われたのだ。体力作りと云うものの60うん才、夜9時半練習終了後、白髪をなびかせ帰路につく菊地さんの勇姿は、まさにアマデウス軍団の鏡である。 誰ですか?「つつじが丘小学校は遠過ぎる‥」なんて云っているのは・・・



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