音取り練習用CDとは |
実行委員会の有志が、練習開始数ヶ月前から、合唱曲全曲をパソコンに入力しました。使用する楽譜そのままでピアノ伴奏譜も入れてあります。ソプラノならソプラノ部分の音色と音量を変えて、強調してあります。 。この音取り練習用CDは、前回のモーツアルト「レクイエム」の時にも作成し好評だったものです。今回は、曲数が多いため5名が分担して入力し、作間先生を含めて4名が添削し、最終的に100枚近い数のCDを結団式にて配布しました。団員の方が日々の生活の中でBGMとして聴いているだけでも耳から覚えらるという優れものです。これが我々の“武器”なのです。 |
たとえば、9曲目のO thou that tellest good tidings は こんな感じです。 |
ソプラノ用 アルト用 テナー用 ベース用 |
ピアノの音色が自分のパートの音です。いかがですか? |
古楽器での演奏に向けて“移調したピアノ伴奏譜” |
音取りCD作成のために、合唱曲は全てパソコンに入力されました。その頃本番の演奏が古楽器で行われることが来ました。つまり実際の音が半音くらい低い演奏になるのです。そのために、「音取りの段階から半音下げた練習をする」と作間先生から“指令”が下りました。色々検討した結果、練習の途中から半音下げるという方法はとらないことになりました。ピアニストにも最初から移調した楽譜で練習してもらうことにしました。 |
どういう楽譜かと言うと・・・ |
ピアノ伴奏譜と、ソプラノパート全部と、先生自身が練習の時に「では、ここから」と使いそうな個所のみ全パートの音と、歌詞を入れるのです。この楽譜はまさに実用的なオリジナル作品となりました。これらの作業は全て各自のパソコンで行い、データーを作間先生に渡して添削してもらい、完成の日を迎えてたのでした。4名お願いしている練習ピアニストの方々はこの手作り楽譜をお渡しているのです。表紙も作間先生が作って製本しました。 タイトルは、全曲統一して、曲の番号とページ数を並べて書くことにしました。つまりこの曲は「4 P12」となっています。 |
4曲目の And the glory of the Lord の最初のページは、こんな感じです。 ご覧になりますか? |
移調したピアノ伴奏譜 |
パートリーダーが使う“移調した音取り練習譜” |
パートに分かれて音取り練習をする時に、各パートリーダーがキーボードを弾きますが、この段階から半音下げて練習することになりました。各団員は普通に自分の楽譜を見ながら、半音低い音で歌います。絶対音感がある団員さんにはこの移調譜を使ってもらっています。パートリーダーは移調した楽譜と、団員と同じ楽譜とを2つ並べて指導にあたります。 |
どういう楽譜かと言うと・・・ |
ピアノ伴奏譜はなし。合唱全パートに、歌詞をつけてあります。歌詞の入力がまた大変でした。実際に2つの楽譜を使い分けての練習は、予想よりもスムーズに進んでいます。 |
4曲目の And the glory of the Lord の2ページ目はこんな感じです。 ご覧になりますか? |
移調した音取り練習用楽譜 |